『外皮用薬(塗り薬)について』

こんにちは、獣医師の畔柳(くろやなぎ)です。
今日は外皮用薬についてお話させて頂きます。
外皮用薬とは、飲み薬や注射を除いた、外から皮膚にアプローチするお薬のことです。
私は普段の診療で皮膚科を担当させて頂いているので、ワンちゃんやネコちゃんに外皮用薬をお出しすることが多いのですが…。
人間とは違い、動物の場合はやはり、『舐める』というのが気になるポイント。
多分うちの子は舐めると思う、嫌がると思う…と思われる飼い主様は沢山いらっしゃるのではないでしょうか。
外皮用薬のメリットは、体全体に対する影響を、限りなく少なくして治療できるということ。
皮膚トラブルがココだけ!体の一部分だけ!という場合には、外皮用薬がオススメなのです。
では、『舐める』ワンちゃん、ネコちゃんに外皮用薬を用いる際には、一体どうすればいいのか?
私がいつも飼い主様にお伝えしている方法は、ズバリ、
「最悪舐めても大丈夫です!でも、30分だけは舐めないようにしてください!」
というもの。
30分でも薬を塗ることができれば、薬用成分はちゃんと皮膚に浸透していきます。
この30分の間に何をするのか?
私が提案している時間の潰し方としては、ご飯を食べたり、お散歩に行ったり、遊んだり、抱っこして触れ合いタイムにしたり…気が紛れることをお勧めしています。
また、外皮用薬は軟膏やクリーム、ローション、スプレーなど、様々な形状のものがあるので、ワンちゃん、ネコちゃんにとって一番不快でない方法を相談しながら使っていけたらと思います。
一見ハードルが高く見える外皮用薬ですが、使ってみると案外バッチリ治ることも多いと感じています。
以上、外皮用薬についてのお話でした。
皮膚について何か気になることがありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

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