『歯周病のお話し』
獣医師で院長の中西大介です。
当院では以前より歯科治療に重点をおいておりますが、今日は少し歯周病についてお話ししたいと思います。
歯周とはその名の通り、歯のまわりの構造のことを指します。具体的には歯と歯茎(歯肉)の隙間のことを言います。この隙間(歯肉溝)は、正常ではほんの少し(1㎜以下)なのですが、歯周病になるとこの溝がだんだん深くなり、歯石が付着し、やがて歯周ポケットとなり、ついには歯を支えているアゴの骨が溶けて歯がグラグラになって抜け落ちてしまいます。
歯周病の初期は自覚症状がないので気がつくのが遅くなるのですが、よく見ると歯と歯茎の境目が赤くなっていることが多いです。これは歯肉炎といって歯周病の初期症状です。一説によると1歳の小型犬の9割が歯周病になっているそうです(!)。
歯周病は早期に発見して治療すれば治すことのできるものですので、どうか日頃の口腔内チェックをしてあげて下さい。
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