こんにちは、獣医師の畔柳（くろやなぎ）です。
今日は、シャンプーについてのお話をさせて頂きます。
当院では、治療の一環としてシャンプーをお勧めしたり、お預かりして薬浴をさせて頂くことがあります。
それくらい、シャンプーは皮膚科において、そして生活において、重要なものと考えております。
皮膚の状態によって、シャンプーの種類を変えるのは勿論ですが、もう一つ大切なことはズバリ、保湿です！
最近は皮膚に優しいシャンプーが多く市販されており、保湿成分配合のものも増えてきました。
しかし、どんな製品でも、シャンプーをすれば、皮膚の水分量は減ってしまいます。
それも怖いことに、シャンプー後三日経っても、元の水分量には戻らないというデータも…。
皮膚トラブルを起こす代表的な皮膚疾患として、犬アトピー性皮膚炎がありますが、そういった皮膚は元々、皮膚が持っている保湿成分が少なく、バリアが弱い状態です。
皮膚トラブルを治す為にシャンプーをしたつもりが、乾燥を助長させてしまう…そして、それがまた、皮膚のバリア機能を低下させたり、過剰な油分の排出に繋がってしまうこともあります。
シャンプーの際は、ぜひ保湿もしてあげてくださいね。
保湿剤には、かけ流しタイプ、スプレータイプ、泡タイプ、クリーム、スポットタイプなど、様々な形状があります。
ワンちゃん猫ちゃんの皮膚状態や、ライフスタイルによって、合う合わないがあると思いますので、いつでもご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

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【西宮市 開業獣医師会所属】

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