こんにちは、獣医師の畔柳（くろやなぎ）です。

前回は我が家の猫のストレスについて、トイレ編をお話させて頂きました。

今回のテーマはズバリ、『暇』問題です！

日本では基本室内飼育が推奨されているので、どうしても猫は時間を持て余し気味です。

そこで、飼い主がお家で遊んであげる必要が出てきます。

でも、飼い主だって皆忙しい…。

一日のうち、猫じゃらしで遊んであげる15〜30分がどうしても捻出できないという方も多いのではないでしょうか。

猫も最初の方は、遊んで〜かまってくれ〜と付き纏ってきても、飼い主がかまってくれないと分かれば、そのうち諦めて眠ってしまいます。

そうして気付けば、体を頻繁に舐めるなどのストレス行動に繋がってしまうこともあります。

そうならないためにも、私が行っている対策のいくつかをご紹介したいと思います

①牛乳パックにおやつを入れる

これだけ？と思われるかもしれませんが、これがすごく良い…！

しかも工作する必要なく、ただ牛乳パックの口を広げるだけでOKです。

精一杯腕を伸ばして、届くか届かないかギリギリ…というのが、猫のハンター魂を掻き立てるようです。

②ガチャガチャボール

ガチャガチャで出てきたボールに穴をあけて、中にフードを入れてみました。

我が家の猫は頑張って転がして、何とかフードを食べようと四苦八苦。

程よいストレスが良いですね。

③家中にフードを隠す

いつも同じ場所に、決まった量のフードを置いていませんか？

たまには野生の猫のように、自分でフードを探しに行くのも刺激的です。

小皿に少しずつ入れたお皿を、あちこちに隠しておきます。

猫は一日かけて、フードを探して歩くでしょう。

その他にも、お菓子の空き箱に穴をあけて、中にフードを入れても良いおもちゃになります。

猫じゃらしを天井から垂らしておくだけでも猫の興味を引きますし、最初の一手間で出来ることは沢山あります。

コツは、毎日同じおもちゃを使わないことです。

猫はすぐ飽きてしまうので、日替わりで出してあげた方が喜びます。

以上、猫の暇対策の一例でした！

何か一つでも、ご参考になるものがあれば幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【西宮市 開業獣医師会所属】

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